【Google Data Portal】とっても簡単!データポータルの作成方法

 

最近、コロナの影響で弊社でもテレワークを採用しており、
スーパー以外は外出を控えております(もちろん好きなジムも2ヶ月行ってません。。。)

仕事としてはGAのデータやtealiumデータだったり、データポータル(Google Data Studio)を使って
データを可視化しています。使い方をご紹介する前に、個人的にデータポータルの良い点、悪い点をご紹介いたします。

1.様々なデータと連携できる

私は主に、GAと連携してグラフを作成しますが、
他にもCSV、MySQL、BigQueryなど様々なデータと連携することができます。

2.データの加工が容易になる

フィルタで条件を追加してあげれば、データを除外、結合など容易に加工することが可能です。

3.無料で利用できる

何より無料で利用できるのはありがたいですね。レポート、提案資料に利用できます。
次にデメリットをご紹介いたします。

1.データ加工にSQLが使えない

BIツールは、SQLで集計した結果をグラフにすることが可能ですが、
データポータルはそこまでの機能はありません。

2.データの形に癖がある

グラフを作成するときに、数字、文字列、日付といったデータ型がありますが、
それぞれ認識する形式があります。
例えば、日付型で認識してほしいときは以下のような形式になります。

日付として認識する:20200520
日付として認識しない:2020-05-20

上記のようなYYYYMMDDの形式にしないと、文字列として認識してしまいます。
ここは気をつけないと、予想と違ったグラフ結果が出力されます。

そんなデータポータルの使い方を総務省が公開している「年齢階層別インターネット利用の目的・用途」
の調査データを使ってグラフを作成していきいます。
データポータルは様々なデータと連携できるように、多くのコネクターを用意してあります。
普段はGAと連携していますが、今回はスプレットシートと連携したいと思います。

 

デモの準備

総務省が公開している「年齢階層別インターネット利用の目的・用途」CSVデータを、
デモ用に整形したのでGitからダウンロードしてください。一応、生データの場所も貼っておきます。

デモ用CSV:https://github.com/kanegon929/demo_csv
総務省CSV:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/html/nd252120.html

次に、ダウンロードしてきたデモ用のcsvデータをスプレットシートにインポートします。
インポートしたら、下記のような列ができると思います。

 

 

データポータルの作成

次に、データポータルにアクセスし、左側の「作成」→「レポート」を押下します。
データポータル:https://datastudio.google.com/

レポート画面に飛んだと思いますので、Google Connectorsの「Google スプレットシート」を選択し、
「URL」入力部分にスプレットシートのURLを入力して、右下の「追加」を押下します。

 

グラフの作成

次にグラフを作成します。「グラフを追加」→「折れ線」の「折れ線グラフ」を選択し、
画面の好きな場所にグラフを置いてください。

「データ」タブを選択し、以下のように設定します。
ディメンション:「利用目的」
内訳ディメンション:「年代」
指標:「割合」
設定が完了したら「ビュー」を押下して確認してみます。

下記の画像のようになったのではないでしょうか?グラフにカーソルを当てると詳細情報が表示されます。
また、年齢階層も絞ることが可能で、ためしに20~29歳のみグラフで表示する方法も記載します。

 

フィルタの設定

「データ」→「フィルタを追加」を押下します。
下記の画像のように、「一致条件」→「年代」→「含む」を選択し「20〜29」を入力して保存します。
すると、20〜29代のグラフのみ表示されたと思います。
このように、使いたいデータのみフィルタで設定し、出力することが可能です。

 

期間の設定

今回は日付のあるデータはありませんが、日付のあるデータを期間で絞りたいときは、「期間」を追加してあげれば、
期間でデータを絞ることが可能です。

 

最後に

 

データポータルの設定方法は以上となります。他にも色々なグラフがあるので、自分好みにカスタマイズしてみてください。
グラフ化してみて分かったことは、

・Z世代が動画投稿サイト、SNSといったコンテンツ利用が多い。
→ Z世代に向けたサービスはSNS、動画サイトを利用して発信していく。

・Y世代はインターネットの利用が一番多く、Z世代と似た傾向があり、他の世代と比べてショッピングサイトを多く利用する傾向が見られる。
→ 商品購入を増やすには、Y世代に向けて、リスティング広告、リターゲティング広告を多く出していく。

・X世代はあまりインターネットの利用は少なく、地図やニュースサービスを利用している傾向がある。
→ 入力画面を大きくするとか、入力項目を少なくするなどの工夫が必要。

といった考察がグラフにすることですぐに分かりますね!
みなさんもStayHomeを心がけて、頑張っていきましょう!

 

●この記事を書いた人