Android Dozeモード/App Standby 検証用コマンド

はじめに

バックグラウンドで動作するAndroidアプリを作る場合、DozeモードやApp Standbyに気を付けなければなりません。その際検証するのですが、自然にDozeモードやApp Standbyになるのを待ってるのは大変なので、検証するコマンドがあります。 これらは検索すれば見つかります。ただいまいちまとまって無かったので、今回まとめてみました。

DozeモードやApp Standby自体の仕様については、下記をご確認下さい。

Android Developers(公式)

あとはここが詳しいです。

Dozeモード 検証 コマンド

1.Dozeモードにする前に、電源プラグに刺さったままだとDozeモードにならないので下記を行います。

2.画面を消灯する。電源ボタン押してスクリーンをOFFにして下さい。

>深いDozeを検証する場合

3−1.まず下記を実行します。

3−2.実行する度に状態が変化します。IDLEまで行くと IDLE→IDLE_MAINTENANCE→IDLEを繰り返します。

3−3.検証が完了したら、有効にしたものを無効にします。

>浅いDozeを検証する場合

基本深いDozeと同じです。最後にlightが付きます。

4.Dozeモードの状態確認

5.検証完了後に給電状態に戻す

App Standbyについて

こちらは公式にコマンドがあるのですが、App Standbyはアプリを使ってない時に発生するものなのに、アプリを起動している時にしか有効にならない(バグ?)ので、有効にするのはコマンドで行いません。

1.こちらも給電されてない状態が条件になりますので、給電状態をOFFにします。

2.アプリをバックグラウンド状態にする。(アプリ起動中にホームボタンを押して裏に回った状態)

3.設定アプリを開き、開発者オプション→休止中のアプリを開きます。(無効なアプリ or 非可動のアプリと表示される場合もあります)

settings-Settings-09122017160437 2

4.対象のアプリを探してタップし、無効にします。

settings-Settings-09122017160502 2

5.状態を確認します。

6.検証後は給電状態を元に戻します。

最後に

簡単にまとめるつもりでしたが、結構長くなってしまいました。Dozeモードはバックグラウンドで色々やりたい場合、アプリ開発者泣かせではあるのですが、Androidユーザからすると嬉しいですね。また、こういうものがあるのでバックグラウンドでの機能を作る時はお気をつけて。

●この記事を書いた人