最近、色の付いた粉を撒く表現が流行っていませんか? 私はゲームやハイブランドのCMで見かけました。 ちょうどこの記事を書いているときにもGoogleのロゴがホーリー祭に変わっていました。 「color powder」で検索してもらえると、どういうことかわかるかもしれません。
ということで、UnityのParticle Systemで作ってみました。
粉が散る時を観察すると
以前の記事でも書いた通り、全ての粒をシミュレートすることは困難です。 今回は「固まりのまま飛ぶ部分」「細かく霧状に舞う部分」の2つに分けて制作しようと思います。
固まりのまま飛ぶ
動きの特徴としては…
1.鋭く割れた石のような形状、それぞれ異なる。
2.サイズはまちまち
3.回転している。回転速度と回転方向はまちまち
4.ほぼ重力加速度の通りに動く
となります。パーティクルとして実装する上で、2,3については再現可能ですが1の形状の違いについては多数のリソースを要します。今回は以下のような単一の画像で簡略化します。
細かく霧状に舞う
こちらの動きの特徴としては
1.ガス状の動き、固まりよりも拡散する
2.重力加速度よりも緩やかに落下
となります。霧や炎よりも粉っぽさを出したいので、以下のような画像をテクスチャとして使用します。
具体的な設定(固まり)
具体的な設定(細かく霧状 )
結果
こんな感じになります。
※容量の都合で粒状感がわかる画質の動画をUP出来ませんでした…
最後に
簡易に作ったわりに、それっぽくなりました。特に3色使うとよりそれらしくなります。しかし、やはりディテールは不足しています。例えば、固形状の部分から尾を引くように霧状の部分が続くような表現を足したり、固形状の形状がやはりもう数パターン欲しいところです。
今後、作り込む機会があればその後の経過をご紹介したいと思います。