ジャンプフェスタ2016にてジョジョウォールを制作しました

もう去年の事になってしまいましたが、2015年12月19,20日に集英社様の開催するジャンプフェスタ2016にて、ジョジョウォールというコンテンツを制作させて頂きました。

今回は作った内容の紹介をしていきたいと思います。

また、後日どのように制作したのかといった内容を書いていこうかなと思います。

 

ジョジョウォールとは

ジョジョウォールとは、映しだされた映像を触ると何かが起こる不思議な壁です。映しだされる映像は様々なスタンドやキャラクターだったり、中には「擬音」が表示されたりもします。

映像の種類は全部で5種類あり、

  • ・SOFT & WET
  • ・BORN THIS WAY
  • ・THE HAND
  • ・ROHAN
  • ・GION

となっています。

 

また、映像が映し出されるエリアの左右には、ジョジョの奇妙な冒険の第4部とジョジョリオンの単行本が置いてあり、立ち読みすることができました。

 

■SOFT & WET

SOFT &WETの演出は、定助が中央に佇み、その後ろにソフト・アンド・ウェットがふわふわと漂いながら、シャボン玉をたくさん生成し、そのシャボン玉に触ると弾けるといった演出でした。

この演出は来場者様には一番好評だったようで、この演出が始まるとすぐに表示エリアいっぱいに人が詰めかけてシャボン玉がひたすら割られ続けていました。

弾けるときに音がなるようになっているのですが、その音がまた心地良く、自分たちもデバッグを行いながらついつい触ってしまいました。

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

■BORN THIS WAY

BORN THIS WAYはスタンドの出現条件を表現しました。

中央にジョジョリオン3巻が表示されており、その3巻を「めくる」とスタンドが飛び出てきます。もちろん「閉じる」とスタンドも消えます。

ちなみにジョジョリオン3巻はボーン・ディス・ウェイが登場するところが抜粋されて読むことができますが、スタンドが少し邪魔してきます。

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

 

■THE HAND

THE HANDはスタンドの特徴である「削る」ことを表現しています。

真っ黒な壁を「削る」ことで下に隠された4部のキャラクターの集合絵がだんだんと表示されていく仕組みになっています。

もちろん削るときにガオンという音がなるようになっています。

 

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

 

■ROHAN

ROHANではキャラクターを表示するのではなく、露伴が漫画を書くときに行っているインクを飛ばしてベタ塗りを行う演出を再現しました。

壁には未完成の漫画の一コマが表示され、まだ書き込まれていない場所に手をかざすとインクが飛んでいき、かざした場所が書き込まれていくといった内容となっています。

ちなみにこの表現のアイデアの元になったのは、ピンクダークの少年のメイキングの内容が元になっています。

 

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

 

■GION

GIONは壁一面にシリーズ全体で有名な擬音が壁一面に表示され、触るとその擬音の音とアニメーションが楽しめるものとなっています。

この音とアニメーションは、実は荒木先生にそれぞれの擬音どのようなイメージを持って作られたのかをヒアリングして作成されたものだったりします。

擬音自体が比喩表現なので、それを更にアニメーションで表現するというのはなかなか大変でした。

 

©荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

 

終わりに

今回はジャンプフェスタというとても大きなイベントに携わらせて頂きました。ブースへの来場者数は2万人くらいの方が来られたようで、あまりに数字が多きすぎたので、数字を聞いた時に弊社スタッフはみなポカーンとしてしまいました。

初めはとても大きなイベントであり、ジョジョの奇妙な冒険というビッグタイトルのブースを制作するというのはなかなかのプレッシャーでしたが、来場された方にはとても楽しんでもらえることができました。

是非来年度もまた携わらせていただきたいものです。

 

 

ちなみに、弊社ではこのようなイベント案件募集してたりします。

 

 

今回の記事は行ったことの紹介でしたので、次回は完全に製作よりな内容を書いていこうと思います。

では、また。

 

 

※この記事は、関係各社からの掲載許可を頂いています。

●この記事を書いた人