VM環境構築[VMPlayer/CentOS7/Apache/PHP/MySQL]

■VM環境構築(VMPlayer+CentOS7+Apache+PHP+MySQL)

2015年現在様々な仮想マシンが現れましたね。
今も昔も色々入れては試しての繰り返しで使う
開発環境としては持って来い!なツールの一つ。
今回、弊社若手エンジニアより要望がありましたので、VMで開発環境構築を記載します。

弊社はAWSを利用することも多々あり
たとえばAmazonEc2にVMwareをマイグレーションできたり、徐々に連携拡張されつつあるVMware製品で開発環境を構築します。
とはいってもコストはかけられないのと
開発環境レベルでいいので今回はVMPlayerを導入で構築します。
CentOS7で標準となったmariaDBを個人的に使いたいですが、
まだ案件での適用が少なく、、、
なるべく案件と同環境に寄せる為、今回はMySQLの手順になります。

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VMとは?→
virtual machine : 仮想マシン(仮想PC)
Windows 上で別の OSを動かすことができるソフトウェア!
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■手順(2015/03/09現在)
▼1.VMPlayerダウンロード&インストール
    https://my.vmware.com/jp/web/vmware/free#desktop_end_user_computing/vmware_player/7_0
    VMware Player for Windows[VMware Player 7.1.0]ダウンロード
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    ダウンロード後は個人の環境に合わせてインストール

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▼2.CentOSダウンロード
    http://ftp.iij.ad.jp/pub/linux/centos/
    以下より案件毎に検証するOSを選択
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    私のPCは64bitなので64版を選択
    現時点最新のCentOS7を試してみます。
    http://ftp.iij.ad.jp/pub/linux/centos/7.0.1406/isos/x86_64/
    CentOS-7.0-1406-x86_64-DVD.iso(3.9G)
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▼3.VM上にCentOSインストール
    VMPlayerを立ち上げてOSインストール準備

新規仮想マシンの作成を選択
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ダウンロードしたOSを指定
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ユーザとパスワードを設定(設定したパスワードはrootも同等となります)

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Myマシンに名称設定

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容量とディスクは自由ですが、パフォーマンスも加味するなら単一をお勧め

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自身が設定した環境を確認した上でインストールを開始します

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先ほど設定したユーザを選択してログイン

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▼4.初期設定
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CentOS7よりシステムの根幹だったINIT系がsystemdに統一されました。

操作 init     systemd
起動      service [service] start systemctl start [service]
終了     service [service] stop systemctl stop [service]
強制終了     kill -9 [PID] systemctl kill -s 9 [service]
再起動     service [service] restart systemctl restar [service]
設定反映     service [service] reload systemctl reloa [service]
状態取得     service [service] status systemctl status [service]
自動起動有効 chkconfig [service] on systemctl enable [service]
自動起動無効  chkconfig [service] off systemctl disable [service]
サービス一覧 ls /etc/init.d  systemctl –type [service]

ネット系コマンド

ifconfig      →  ip addr , ip -s link
route      → ip route
arp     → ip neigh
netstat     → ss

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・言語設定
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・時刻設定
メニューバー「Applications」→「clock」でTokyoを検索し設定
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メニューバー「Applications」→「System Tools」→「Settings」→「Date & Time」→「Unlock」で設定したパスワードを入力→Region:Asia City:Tokyo設定
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・VMPlayer内のターミナルを起動
メニューバー「Accessories」→「Utilities」→「Terminal」
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viコマンド共通
        iキーで編集モード
        Escキーで編集モード終了
        Shift+QキーでExモード
        :wq で上書き保存して終了
        :q! で編集破棄して終了
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 ・root権限

・date日付確認

・文字コード変更

・ブラウザアクセスポート設定

・イーサネット自動起動設定

・ネット疎通確認(DHCP割り当てIP)

・内部通信確認

・外部通信確認

ここまでくれば外部SSHからの接続が可能になります。teraterm・poderosa等で接続をしてみましょう。

 

 ・SELinux無効

・Firewall設定確認

 ・YUMリポジトリ追加

・インストール済パッケージ一括アップデート

・yum-cronインストール&自動アップデート

・各種コマンドモジュールインストール

・Gメールリレー設定

・再起動

 

▼5.ミドルウェア導入
・Apache

・PHP

・MySQL

・memcached

・YUMリポジトリ無効化

 

・apache起動/確認/自動起動

 ・PHP設定

 ・memcached設定

・MySQL設定

・log lotate設定

・自動起動設定確認

・シャットダウン再起動

これにて本題となる最低限必要な環境構築が完了しました。

ブラウザから対象IPでアクセスすると以下のような画面が表示されればOKです。

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※世のエンジニアが構築する際にはまるケースとして
依存関係のyumループです。
リポジトリは時期によって更新されていきます。
都度最新版を取るよう心がけてください。
但し、内容によってはコンパイルが必要な場合もあります。

※本運用でキチッと構築する場合の設定手順ではないのであしからず。

●この記事を書いた人